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2021年8月23日 (月)

Facebook(8/23)の答え

Facebookにて紹介した部品はコレでした。

Img_2618

カンパニョーロ バレンチノ フロントディレイラー 1960~

 

チェーンを当てて移動する「羽根」と呼ばれる部品を

スライドシャフトへ固定するボルトが折れてしまって

羽根が外せない状態=アウターギア側の調整が出来ない状態

になっているのです。

 

しかし、今さらですがよく見れば

この折れたボルトはアウター側ストッパー調整だけじゃなくて

取付角度を変える事で、

チェーンリングに対してのトーイン・トーアウト調整も可能だったのですね。

ものすごく合理的な設計だった事が解ります。

 

2㎜のドリルで穴開けて、逆タップで揉んであげれば

こんなボルトはカンタンに外せるのですが

折れている純正ボルトを、代替ボルトに交換するのも気が引けるし

まぁ、使う予定が無いので、純潔状態で放置です。

 

  

大出がサイクルスポーツにのめり込んだ1980年代。

バレンチノはカンパニョーロの一番安いグレードでした。

 

当時はすでにパンダグラフ式ディレイラー主流の時代。

スライド式は、レバーの引きが重くて人気なかったです。

 

中学3年生だった大出が最初に使ったフロントディレイラーは

なんと超高級品サンツアーSL(トップノーマル)。

しかし、適当な調整ゆえにすぐ壊してしまい、

耐久性に定評のあったシマノのスライド式フロントディレイラーに交換。

引きも重量も重かったけど、長持ちしました。

 

でも、シマノのスライド式は

スライドシャフトが真横に単純移動するタイプだったけど

このバレンチノは、やや上方向へ斜め移動するので、

インナーからアウターへの変速性能が優れていたのは想像できます。

羽根の取り付け部分にベンド角が必要無いから

トーイン・トーアウト調整は、

フロントディレイラーの取り付けボルトを使って、

本体ごと向きを変えて対応させるしかないです。

安物とは言え、さすがカンパニョーロです。

 

 

当時はまだディレイラー・メーカーが数多く存在していて

日本では、高級ブランドがサンツアーで、安物はシマノ、

幻になりつつあった超高級ブランドがサンコーシャでした。

 

海外でもカンパ以外に、サンプレックスとユーレーが対抗していて

カンパのコピーブランドのゼウスとか、

すでに絶滅しかけていたシクロとか、

後にユーレー他数社が合併して出来たザックス(今のSRAM)とかもあったのでした。

 

ちなみにザックスは今でもショックアブソーバーで有名みたいです。

調べてみたら、過去に自転車部門のみをSRAMへ売却したとの記事があり

すでにシマノ対カンパの2強以外は、市場から見捨てられていたのでした。

 

で、

なんでこの壊れたバレンチノが大出の手元にあるのか?

と、言う疑問なのですが、

自転車愛好家から、捨てるに捨てられない想い出のある部品を引き取っている(いた)ので

まぁ、珍しい部品やら残骸が集まって来たのです。

「大出さん、こういうの好きでしょ、好きだ、って聞いたんですけど。」って。

ええ、大好きなんです。

 

今の人が見たらガラクタなんでしょうけど、

当時これを開発した技術とか、その苦労とか、

そんなのを想像しながらいじっているのでした。

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